お絵かき君制作秘話

・20010602

 思い出したように更新しました、お絵かき君第18話。17話アップが約3ヶ月前でしたから、割といい感じで更新できているつもりです・・・。なにせ16話と17話は1年以上間あきましたから(汗

 Flashでカラーにして作るようになってから、一コマ一コマのクオリティにすごくこだわるようになってきて、一話あたりの制作に時間がかかるようになってきてしまっているのです。例えば今回の18話、制作にまるまる1週間くらいかかっています。

 前回からFlash5で制作してます。例によって、機能的にはFlash3で出来ることしかやってないです。あと、今回も1/5秒の読者サービスさせていただきました。がんばって発見してみてください。

 お絵かき君では「ネット上で漫画を展開させるなら、こういう形式はどうでしょう」という、ある種の提案をしています。一人で描くにはアニメのように膨大な枚数を描くわけにはいかないので、どうしても静止画をベースにちょこちょこと動かす感じになります。あとはもうちょっとミニゲーム的なものを入れて、インタラクティブ性を高めていくという方向もあるのですが、やはり手間がかかり過ぎてあまり実現できていません。

 そんな矢先、「お絵かき君」を見た仕事先の方が、「これだ!」という勢いでモンキーパンチのデジタルコミックのお仕事をまわしてくださいました。諸事情によりLiveMotionで作らなくてはならなかったのですが、それでもかなり「お絵かき君」で培ったノウハウを活かせたと思います。

 「お絵かき君」をやってなかったら、この仕事はこなかったと思います。ネット漫画を描いていてよかった〜と思った瞬間でもありました。これから最終回まで4〜5話くらいにする予定です。なんとしてもやりとげるぞ〜!

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・19990903
 いかがでしたでしょうか、お絵かき君第16話。なんだか5ヶ月ぶりの連載になってしまいました。5ヶ月前からネームが出来ていたというのに、一体何していたんだか。(汗

 今回からFlash4Jでの制作ですが、実際には4Jの新機能を使っていません。新機能とは、変数とか乱数とかが使えることなんですけど、お絵かき君にそこまでの機能を使う気は今んとこないです。

 あと、「もっと読者サービスを!」というご意見を反映して、8分の1秒ほど読者サービスさせていただきました。どこの場面だかわかりますでしょうか。ここを読んでいる人だけにヒミツ(というほどでもないけど)のテクニック紹介。Flashムービーの上でMacintoshならcontrol+クリック、Windowsなら右クリックで、メニューが表示されます。ホントはHTMLのタグでこれを無効にすることもできるのですが、今回はまだやってません。そのうち無効にするかもしれません。このメニューで上手く再生をストップさせてコマ送りすると8分の1秒のシーンをゆっくり見られます。ぜひお試しくださいませ。

 では、お絵かき君応援メールのご紹介をさせていただきましょう。


そもそも「お絵書き君」を作るキッカケってなんだったんですか?

そいから、主人公「カクゾー」のモデルは作者さん御自身ですか?

シナリオも作者さんの過去が元になっていたりして....


メールありがとうございますっ!お絵かき君の読者というだけでありがたいのにメールまでくださるなんて。

 キッカケはこのページの下の方にも書いてありますけど、ホントに軽い気持ちです。それがめちゃくちゃ長期連載になってしまったのです。

 カクゾーのモデルは私・・・と言えばそうだし、そうではないと言えばそうだし・・・。どちらともいえません。私の場合、マンガのキャラクターはすべて作者のキャラクターの切り売りのようなものなのです。私もカクゾーくんのようにベレー帽を常に被っていた時期がありました。

 が、私なら公園で絵美ちゃんみかけたとき(第5話参照)に声をかけるか、よしんばそこで声をかけられなくてもつぎに病院で偶然あったとき(第10話参照)にチャンスを逃さず声をかけますね。カクゾーくんほど受け身ではないです。

 しかも、私の場合、それ以前に異性に外見だけでときめいたりしたことがあまりありません。ろくに話しもしたことない人に対して好きも嫌いもへったくれもあったものではないですからね。

 したがってシナリオは私の過去が元ではないです。あしからず。

 次回のお絵かき君、もっと読者サービスをいれるべきでしょうか。現在ネームどころかアイデアもできてません。今年中に次の話が描けるかどうかもナゾです。お楽しみにしている皆様には申し訳ないのですが、気長にお待ちくださいませ。

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・19990611
 ぅぅむ、ちっとも最近ホームページを更新できてないですねー。お絵かき君のネームはできているし、デッサン講座のネタもあるのに・・・。一応、予告しておくと、次のデッサン講座は水の入ったガラスのコップです。割と要望が多かったので、こないだ自分で久しぶりにデッサンしてみました。今度は30分おきくらいにデッサンをスキャンしてみました。更新を気長にお待ちくださいませ。

 なにぶん仕事が忙しいのと、ちょっとした私用で忙しいのが重なってしまっていて、趣味のパソコンの時間がとれなくなってしまっているのです。申し訳ないです。

 今日は久々にお絵かき君応援メールが来ました。ありがとうございます〜。ちょっと一部を紹介させて頂きます。


なんか、懐かしい感じがしました。
他の方の沢山のメールでも、そうだと思いますが、
和みました。
なんかよかったです。
早く、続きが見たいです。
楽しみにしています。

私は、カラーでも、白黒でもどっちでも、
良いんじゃないかと思います。


 うお〜。むちゃくちゃ嬉しいッス。読んでいただけるだけでも嬉しいのに、楽しみにしてくださるなんてっ。

 懐かしい感じっていうのは、作者の作品について、よく言われます。最近音楽に興味を持って、作曲などもやってみたのですが、やはり「懐かしい感じ」と言った人がいました。

 やはり作者が小さい頃に見たアニメやマンガの影響を受けまくっているという証拠なのでしょうか。いまだに小さい頃みたアニメの主題歌とか覚えています。

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・19990401
 やっと、やっとできました、お絵かき君第15話。1週間がかりでの制作になってしまったあ〜。ということで、調子にのって制作秘話の更新です。

 第15話は初めてのFlash3J作品(第10話は2Jでした)ですが、やはりお絵かき君が出たり消えたりするのが、どうしても半透明機能がないとできない表現なのです。2Jにはその機能がなかったから、お絵かき君が現れる表現はバックが真っ白のときに明度変化で出すか、ポンと現れるかしかできなかったのですよ。

 しかし、Flashで作ると時間がかかるっ!ようやく手順が分かってきたので、また次もFlashで作ってみたいところですが、文字の縦書きができないのが困りますね。文字部分だけは他のソフトで書いてます。あと、ミニゲームみたいなものはDirectorのほうが全然作りやすいですね。

 今回から明子ちゃんの胸がやや大きくなった気がするのは作者だけでしょうか・・・。「もっと読者サービスを!」というご意見もありましたし。まだ足りませんですか。

 「この制作秘話のページを写真付きにすべきダー」というメールをいただきましたが、なにぶん作者はデジカメなどという未来の機器を所有していないので、それはまた別の機会に。

 第16話のぶんのネームはできているので、次はもうちょっとはやくアップできるかもしれません。あまりお絵かき君制作にかまけていると生活がやばいのでほどほどにしなくてはならないのですが・・・。

 なにはともあれ、励ましのメールがくるのはとても嬉しいです。ホント。いずれ「お便り紹介」みたいなこともやってみたいものです。

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・19990323
「お絵かき君製作秘話とか聞きたいっすね〜」というメールをいただきましたので、そういうのもいいかと思って書いてみてます。ここを見る人も相当少なそうなので、昔のマイコンみたいなカラーリングでお届けいたします。

 そもそもお絵かき君はこんなに連載長くなる予定じゃなかったんですよ。お絵かき君を描き始めた当時はShockWaveが登場して、私がMacroMediaDirector4 TM使って仕事していたものだから、「試しにShockWaveムービー作ってネットに載せてみよう、どうせだから4コママンガにしてみよう。」程度の気持ちだったのです。

 お絵かき君というキャラクターは私が高校生の時に考えたもの。その時は爆風スランプの「おはようくん」という曲をヒントに考え出したような気がします。あまり正確にかくとJASRACにひっかかりそうなのでいい加減ですが、その曲は「おはようくんがきてくれたから、今朝はいい気分」という意味合いだったと思います。じゃあ「お絵かき君」がこっそり来てくれてたら、きっと絵も気分良く猫けるだろうなと思って、1ページのマンガにしてみたのです。それもどっかに保存してあったと思うので、機会があれば公開してもいいかもしれませんね。「お絵かき君の原点はここに!」みたいに・・・。たぶんやらないな。

 自分が絵を描いているときは、すごく気分に左右されるし、それは自分でコントロールできるものでもないので、こんなお絵かきの妖精がいてもおかしくないんじゃないかなぁと思います。

 お絵かき君第10話なんかはFlashムービーでカラーになってますね。あれもFlash2Jが出た当時に練習して作ったものなのです。でも「いい」とも「よくない」とも言われて、未だに迷っているところです。それまで白黒でやってたものはDirectorで作ってて少しでも軽くするためにそうなってたわけなんですけど、それがかえってアジになってたという意見もありました。白黒だと「動くマンガ」で、カラーになると「動かないアニメ」に見えちゃうと言った方もいましたね。この辺はまだ答えが出てないので、ご意見募集中です!

 さてさて、お絵かき君の次回作ですが・・・これはFlashで作りかけてます。絵がヘタなために自分に自信が持てないカクゾーくんは絵美ちゃんに告白することができるのかっ?みたいな。いつの間にかラブコメマンガになっているようですが、一応最後までストーリー考えているのですよ。最後までのストーリーを今まで何度書き直したことか・・・。これからも書き換える可能性大なので、結局作者自身もこの先どうなるかわからないのでした。

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